妻が周りからよく言われること⑤

今日のお題は

「心療内科に行けと言われましたが、 行った方がいいですか?」

よく聞かれるのですが、いつも困ってしまいます。

  「・・・ 答えられないです」というのが本音です。

ご相談時点で、すでに心療内科に通っている方もいらっしゃいますが、私が「行ったほうがいい」と言ったところで、問題の解決にたいする保証はありません。

病院は私たちセラピストとは別の視点やシステムですから、患者さんを診察する時間は限られています。時間をかけることを重視しているかどうかによっても違いますし、時間がないから「とりあえず薬を出しておく」という本末転倒なこともありえなくはないのです。
不満として、カウンセラーが「そうですか・・・」「お辛いですね・・・」「あなたは悪くはないですよ・・・」しか言ってくれない・・・ 、薬がどんどん増えるだけだった・・・などはお聞きします。

正直「10年も薬を飲み続けています」とか聞くとその薬代で私のセッション一生分受けられるのに・・・と思ってしまいます。
合わなければ他を探した方がいいのですが、そんなにたくさん心療内科が地元にあるわけもなく、気力が続かないのでそのまま通い続けているというのが現実なのかもしれませんね。

診療を受ける側として、注意しなければならないのは薬はカラダの症状に対処するのが目的であって、ココロの症状を改善していくツールではないという事です。薬を服用したところで、自分の環境が変わるわけではありません。薬によって身体的症状を抑えている間に、休息をするというならわかりますが、多くの人は薬で楽になっている間に無理をするとか、薬さえあれば楽になれると思い込んでいて、これは後々、非常に危険です。薬への依存性を高めては意味がありません。

重要なのは現実で起こっている問題を改善していくのには何をどう変えていくのか、誰に相談をするのかを知ることです。そういった類の話であればお答えできますのでお問い合わせください。