妻が周りからよく言われること④

今日のお題は

「子どもがいるので離婚するべきではない」

ミヤウチからのツッコミは

離婚しないのは本当に子どものためですか?」です


本当に?子どものため?子どもの前で夫婦の戦争をずっと見せているのが・・・あなたが苦しみ泣き続けている姿をずっと見せているのが・・・子どものため?
本当にお子様のための方もいらっしゃいます。ですが、セラピストとは残酷の仕事で「お子様のためではない」人はわかってしまうのです。

あなたの姿を見てきた子どもが20年後、「私なんかいなければお母さんは離婚できたのに」「夫婦なんてただ辛いだけの関係なんだから結婚したくもない」と思うようになってしまったらあなたの努力は報われないことになります。

「子どものために」とおっしゃる方でやってはいけないのは、夫婦の都合にもかかわらず、子どもたち本人に「あなたたちのために頑張っている。離婚しないでいる。」と言ってしまうことです。

実際に子どもに「あなたたちのため」と言い続けた母親からのご相談で、「あなたから言われてきたことが本当に嫌でたまらなかった。もう会いたくない」と子どもたちが大人になった時に縁を切られてしまった方がいらっしゃいます。この場合、「どうしたらいいか」と言われても、子供のココロの傷が癒えるのを待つしか手の施しようがありません。

せっかくの我慢で誰も幸せになれなかったなんてことがないように、離婚するかしないか今迷っているなら自分の気持ちに正直になるプロセスが必要です。お子さんの事が頭をよぎるのはもちろんウソではありませんが、ワンクッションおいて、この言葉を自分になげかけてみてください。

子どもはあなたの笑顔をいつも見ていたいのです。

たとえ、子供に対して身体的・心理的暴力をパートナーが行なっていなくても、目の前で起きていれば子供のココロに暴力を受けているのと同じ衝撃を与えることは科学的にも立証されています。

多くの場合、離婚を考える時女性には経済的自立が立ちはだかっています。経済面を考えるならすぐにでも動き出さないといけません。どちらにせよ待ったなしです。

ただ、ご相談者様が「離婚したい」とおっしゃっていても、話を聞いていて「ん?本当に二人の間にはもう愛はないのかな?」と思う時はあります。ココロの状態を見直してからでも決めるのは遅くないんじゃないかな?と感じたときは私からもお伝えしています。

離婚か再構築かを決めるのは最終的にはご本人同士の問題となりますが、あなたが一番幸せな形を一緒に考えていきましょう。

それがお子さんの幸せにつながるからです。

だからこそ「子どものため」と言う前に「自分はどうしたいのか」を大事にしてみて下さいね。