カサンドラ症候群とは、自閉スペクトラム障害(かつてはアスペルガー症候群と呼ばれていました)のパートナーとの間に「共感する」といった情緒的な関係が築けないため、身体的に精神的に何らかの症状が出ている状態をいいます。
夫のことを友人や自分の親に訴えても
「あんなに優しそうな旦那さんなのに信じられない」
「そんな旦那さんはどこにでもいるよ」
「あなたの我慢が足りないのでは」
「結婚する前に普通気づくでしょ」
そんな言葉に傷つき、うつの症状や体調不良を悪化させてしまうことも。
パートナーとカサンドラさんとは非常にプライベートな1対1の関係であり、一般論的な障害の見解をはめ込むだけでは、お二人の関係性を解決できません。
何を基準にしてカサンドラ症候群が「改善した」「克服した」と言えるのか。
婚姻生活をつづけながらも別居を選ぶ方、離婚をされる方など、お二人のゴールは今まで良しとされてきた家族観ではない場合があります。
いずれにせよ、一人で悩まず客観的視点を持てる専門家にご相談ください。