様々な人間関係の原因をたどると見えてくる「共依存」の問題。特に母親からの呪縛から逃れられず悩む女性がいらっしゃいます。
親子の共依存は「父親と息子」「父親と娘」「母親と息子」「母親と娘」の4つのパターンがあります。なかでも「母親と娘」の間で起きる共依存が問題になるのは何故でしょうか。
依存は大きく3つに分けられます。
共依存とは『困らせたり周りに心配をかける人』と『世話したり面倒を見たりする人』が互いに相手を支配下におく状態の事を言います。
虐待や毒親・アダルトチルドレンも共依存のパターンの一つと言えます。
幼い子供には親を正す力はありません。たとえ理不尽であっても、親の言う事を聞くことで自分の居場所を守れるなら、親に従うことを選びます。子供の頃に植え付けられた感情や思考パターンは、大人になると、潜在的な不安や緊張感へと変わり、思い通りの行動したくてもできない、自信が持てないなど、様々なシーンで生き方の妨げになります。結婚や恋愛関係・職場での人間関係で上手くいかず、トラブルを繰り返したり関係性が破綻したり・・・原因は母親との間で続いている共依存かもしれないのです。
親が「愛情」と称した娘への過干渉を止められず、娘もまた母からの過干渉を「愛」と信じようとして、違和感を抱えながら反発心を胸にしまいこんでしまう。このケースが共依存の「優しい罠」です。毒親ではないが、親からの言葉にじわじわと傷つき、自主性を失って生きづらさを感じている方のほうが圧倒的に日本は多いのかもしれません。きょうだいのような親子、教育熱心な母親、しっかり者の「いい」娘・・・周囲からはうらやましい関係に見えますが、家族の真の姿は周りにはわかりませんよね。子供が、親にとって都合の「いい」自分を演じる選択をしただけだけかもしれないのです。
子供は成長して大人になっても、親から自尊感情が傷つくような発言や自立を妨げる制約を受けて逃れられません。いう通りにすれば母親は安心するが自分は意志を通せずモヤモヤする。反論すれば母親が感情的になって事態がこじれる。
娘にとっては、どっちを選べばいいのかわからなくなります。当然ながら、この葛藤はほかの人間関係に影響が出ます。
母と娘が、共依存からなかなか解放されない原因は、女性同士であることも要因の一つでしょう。女性は本来、不安を抱えやすいうえに、日本の閉鎖的な家族関係の中で「夫に従うべき」「母親はこうあるべき」と言った社会的要求からくる抑圧に晒されています。そして、同じ女性であるがゆえの共感できる部分と、嫉妬の部分で葛藤し、不安定な状態から逃れられず相互に苦しむことになります。
母親の抱える不安は子育てとともに娘に引き継がれていき、やがて娘もまたその不安の中で生きていく。そしてその子供へ・・・負の連鎖はこうして続くのです。
もしあなたが負の連鎖に気づいたなら、あなたが止めなければなりません。誰のためでもなく、自分が幸せになるために、です。
普段、家族だけではなく、様々な人間関係でも問題が起きていたり、繰り返しているとすると、それは母親との共依存からくる思考や行動パターンかもしれません。
・・・など
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