ラベルを貼るだけじゃ治らない。
「私は…カサンドラなのでしょうか?」そんな問いをされることがあります。
一般的にパートナーが発達障害(アスペルガー症候群)があり、その配偶者で心身にダメージを受けている方の事をカサンドラ症候群と呼ばれています。
ミヤウチはパートナーが発達障害の診断済みかどうかにかかわらず、夫婦間で意思疎通に苦しむ方たちをカサンドラさんと呼ばせてもらっています。
パートナーとのやり取りに「??」が増えて「もしかしてこの人は発達障害では?」と疑い、仮に診断が下るとします。
パートナーは何らかの発達障害。あなたはカサンドラ症候群。
それぞれのラベルがそれぞれにペタリと張り付けられました。そうかカサンドラになったのはパートナーが発達障害だったからだ!と自分に納得させようとするでしょう。
こんなに苦しかったのは
共感のできない
空気の読めない
感情もない
全てこの人のせい
この人が変われば
定型のようになってくれれば
私の気持ちを察してくれれば
私も変われるのに
辛いのは私のほうでしょう?
なのに感情もないくせに
鬱になったりして(二次障害)意味がわからない
どれだけ都合がいいのよ
私の方がよっぽど鬱が重いのに
・・・・・・
辛いのは分かります。でも…それで楽になりましたか?
身体の調子が悪いとき病院に行って病名を付けてもらうのと一緒で、人はなにかラベルと付けてもらうと、原因がわかった気持ちになってホッとしてしまうものですですが・・・ラベル(病名)をもらうのが目的でしたっけ?
カサンドラというラベルをついても苦しみからは逃れられません。結婚生活が上手くいかない原因を相手のせいにしつづけても、おそらく数年後のあなたは何も変わっていないでしょう。
あなたが今向き合うのは自分の弱さ。
自分の内面の問題。
ココを見ないふりをしたり隠し続けていても幸せにはなれません。相手に毒づいている真っ黒なココロの主のままで一番つらいのはあなたです。
夫婦問題に苦しむ方はミヤウチにとっては全てカサンドラさんです。そのラベルを剥がすためのお手伝いをしています。一緒にあなたらしさを探しましょう。