失敗できない女性たち。

誰でも結婚をするときは「嫌なら別れればいいや~」とは思っていないはずです。

まぁ本当はそのくらいの気持ちの方が失敗しないのかもしれませんが…2度も3度もするものではないですね。だから失敗はできません。

結婚の後のライフイベントの子育てでも失敗はしたくありません。子育てにも正解なんてないんですが少子化でお子様が一人しかいない場合ここでも失敗が許されません。お子様が受験に失敗したのは本人の問題のはずですが、
子どもの失敗=自分の失敗!勉強の時は付きっ切りでご自分を追い詰めていらっしゃることが多い。
ご夫婦そろってコンプレックスが強いからでしょう。何かと女性は失敗が許されない環境に追い込まれがちです。

特に男女平等が叫ばれ始めたころから、こなさなければならないタスクがかえって増えちゃった。日々の忙しさと虚しさを抱えて、そもそもこの根源は…と突き詰めた時。
何故このパートナーを私選んじゃったの…にたどり着いてしまいます。

だから周りに愚痴なんて言ってしまえば「結婚する前に気づかなかったの?」と一番聞きたくない一言が投げかけられるのもわかっている。
ん~でも…そこから逃げたら前に進めませんよ?

結婚当時パートナーを選んだ理由は人それぞれだとは思います。
周りが結婚ラッシュだった
優しい人だとその時は思った
自分よりも頭が良さそうだった
これ以上独身でいたくなくて焦った
ところがどっこい。これが原因だと思っていたらブブーッです。

  

これは過程の一つでしかないからです。あなたの人生はもっと前からあったでしょ?
あなた自身の結婚へ対する思いは自分の人生経験の中で形成されたものです。ですから原因はもっともっと昔にあります。
例え今 離婚を決めたとしても原因が消えたわけではありません。きっと将来再婚を決めても同じ事態が待っています。

自分で人生を振り返って原因を探ろうとすると、今の自分の都合の悪いところはなかったことにするので結局見当違いの分析をしてしまいます。言っとくけど…大抵の人は自己分析なんてできてないからね。

ご相談を受ける時も自分に起きた事件を簡潔に話してもらうようにお願いしていますが、延々と自己分析を披露されることがあります。
私は自分を客観的に見ています!というアピールがスゴイ。
だがミヤウチに「でも今何も変わっていないならそれは原因ではないですね」とバッサリと突っ込まれて絶句です。本当は原因なんて分からなくてもいい。言いたくない過去もあるでしょうしそこをほじくるほど私は残酷ではないです。

ココロと身体は一緒だから原因は身体の反応に聞くのです。脳の学習の力を利用して身体にしみついている失敗への恐れを解放します。これだけで原因究明は終わり。この瞬間から世界がまるで違って見えるようになります。

夫婦問題を解決するのにパートナーに「気持ちが伝わる方法」とか「気持ちを変えさせる方法」なんてググったって、それがあなたのパートナーに合う保証はないです。
自己分析できてないのに相手を操作するなんて理論上無理やん?

ただし あなたが見ている世界を変える魔法ならあります。それも一度かかれば一生続きます。パートナーとの間に愛はないとジャッジする前に、自分が見ている世界を変え自分を見つめなおしてからでも遅くはないですよ。