あなたは感覚派?思考派?

私のセラピーは身体の感覚を扱うので思考の強い方は効果が分かりづらいです。
わかりづらい、と言っても本人がそう思ってしまってるだけで効果そのものはでています。

「私は思考が強いと思うのですが大丈夫でしょうか」とお問い合わせをただくときもあります。
自分はどちらだろうか?と迷っている方には簡単なテストがあります。

自分がレモン一切れを口に入れてガブリとやっているところを想像してください。うわっっっすっぱ…唾がでる。…な人は合格です。おめでとうございます(笑)おそらくレモンの存在をしらない人以外は同じような感覚になると思います。すっぱいものが好きな人も唾は出ると思うんです。嫌いな食べ物を思い浮かべてもいいですね。実際に目の前にないものを想像して身体が反応する人はちゃんと「感じる」力があるので大丈夫です。大抵合格です、皆さん。

過去の経験も目の前にはないものですが、それに対して感情はありますよね。いやだな、楽しかったな、辛かったな、など。これもちゃんと感じる力がある証拠です。

それでも「自分は感覚が鈍い」と思っている人がいます。こういった方の傾向は

・まじめな人

・今(まで)が辛すぎる人

に多いような気がします。
自分のこと、他人のことを含めた「人間という存在」。または自分に虐待を加えていた「親」のことなど。この謎に立ち向かいたい人です。だからとても勉強もしています。心理学の本を読んだり、自己啓発の本を読んだり、育児書を読んだり。カウンセリングやセラピー受けまくったり。
カサンドラさんならご主人が発達障害なのでは?と調べたり。自分を納得させる「言葉」を探しているからですね。「○○だから、△△になって、結果□□になる。」というガチな正解を探しているんです。
確かに似たような例は見つかった。ココは同じだけどちょっと違うところもある。他の理由があるかもしれない。…と、延々と探し続ける。

これはしんどいんですよ。

だって、日本だけでも1億2千万人の人間がいるので、ガチな正解を求めるなら、1億2千万通り探さなければ。そうなると、どこかでケリをつけないといけないわけです。

諦めるか。自分を責めるか。他人を恨むか。

どれも解決ではないのです。感情を自分の言葉で言おうとするとき言葉って使っている人の思い込みが加わるのでぶれちゃうんですね。
あなたの気持ちをより忠実に表現しているのは?それが、身体の感覚なんです。

身体は正直です。嘘つけないの。この身体の緊張を解き本当の原因を表現する言葉(フレーズ)をセラピストが探し出して、この合わせ技で…どうでも良くなってしまう。

先ほどのレモンの話。
実際に存在するかどうかは知りませんが、もし「程よい甘さのレモン」も世の中にあったとして、それをかじって「すっぱくない!」と学習したら?「世の中にはすっぱくないレモンも探せばあるのね」と認識して安心しますよね。次からはレモンが必要になった時、用途で使い分けたり、選別したりできるようになります。そして、さほど唾も出なくなるでしょう。

頭(思考)だけでなく、身体(感覚)にも学習してもらう。だからエモーションフリーセラピーは効果が高い。
安心してください。感じない、と言う人はいないです。