いつか。そのうち。一区切り。

ミヤウチはご相談の時に「~すべきですよ」といった指示はしませんなので「どうしたらいいですか?」と聞かれると
「どうしたいのですか?」とお尋ねしています。
だってあなたの人生じゃん?
励ましてください!と言われれば励ましますし~とことんダメ出ししてください!と言われればそのテイストで…
お望みどおりにいたしますご主人様…(出た変態ミヤウチ!)
ホントにそんなリクエストされる人はいないですから、私からは淡々と問いかけをしていくことになります。

その問いかけがご相談者様の心をくすぐる(?)みたいで、LINEでは突然既読スルーからのブロックされることもあります(笑) …図星だったってことね…
私とのやりとりでそんな風にカットエンドしてしまうとしたら普段も同じことをしているのでしょう。
自分の思い通りの答えが返ってこなければ「私の事を理解してくれない」でハイ終わり。

これは少し短絡すぎます。
自分の目の前の問題を解決しようとするなら全てが耳障りのいい言葉が相手から返ってくるとは限りません。だって今までのやり方をやめないといけないんですから。

心療内科のカウンセリングで「そうですか…」「お辛かったですね…」「それは大変ですね…」だけだったと不満を漏らされる方が時々います。確かにそれだけでは解決はしませんよね。
でもあなた自身は「どうなりたいのか」を伝えていましたか?

「○○さんが気持ちを入れ替えてくれれば」「世の中が変わってほしい」…ではなくてあなたがどんな自分になりたいかをお伝えしましたか?

コミュニケーションは問いかけの連続なのに自ら断ち切ってしまうのはとても残念です。そしてもう一つ残念なことがあるのよ…
それはカサンドラさんから脱却するための準備はすぐにでも始められるのに
いつか そのうち 一区切りがついたら と言って先延ばしにしてしまう事です。

フェミニストの上野千鶴子さんも5分考えて何も浮かばないなら諦めろとおっしゃっています。
私たちが考えをめぐらすとき思いつくことは今までの人生の焼き直しです。
経験したことのないアイディアが突然空から降りてくるなんてことは凡人の私たちにはありません。
5分で諦めた方がいいことをあと何年続けましょうか?
先延ばしにすればパートナーへの疑問や不満や怒りがあなたの経験としてただ増えていくだけですけど・・・

それなら今すぐあなたはパートナーを愛しているのか?あなたは愛されているのか?これから愛していくことにするのか?すぐにでも知って動き出した方がよくはありませんか?

子どもが大きくなったら…
子どものせいにしないでください子どもはあなたの本当の笑顔が見ていられれば幸せです。

主人が定年になるまで…
一緒にあなたも年老いていきますのでココロと身体の老化を放置しますか。

かつて寿命が50年ほどだった昔はそれでよかったかもしれません。でも今はもしかすると100年生きるかもしれない時代です。
「いつか」「そのうち」「一区切り」のスパン(間隔)が違いすぎるのです。それだけ我慢を強いられる期間も長いということ。

幸せになりたいなら今すぐ決断して動き出さなければこれからも苦行の毎日が続くだけです。夫婦関係は恋愛と違って
別れることを決めてもハイじゃ明日から!アバヨ という訳にはいきませんね。好きで結婚をしたなら好きを思い出してほしいですし、愛がなかったと気付いてしまったその時は
・新しい人生を歩むか
・今から愛を育てるか
…の選択肢があると思っています。それを選ぶのはあなたです。
 
まずは自分が「どうしたいのか」に耳を傾けてあげてほしいのです。今までずっと自分の声にOKを出してこなかったはずですからね。5分考えても答えが出ないならミヤウチにお尋ねください。