「大人の発達障害」と言っても発達障害が成人してから発症したわけではありません
幼少期~青年期は「ちょっと変わった子」で家族の中ですまされていたが
社会生活で他者との関係性が広がり
コミュニケーションの問題が表面化したことで判明したというケースです
本人は一生懸命取り組んでいるつもりでも周囲から「変わってる」「怠けている」「努力不足」「空気が読めない」と評価されて生きづらさと感じています
ただ本人はその状態が普通になっているので「辛い」という感覚がうまく表現できなかったりストレスを自覚しにくいようです
コミュニケーションがうまく取れないことに加え
子供の頃いじめや親からの虐待や過干渉などを経験している方も多く
二次障害としてメンタルに不調を抱えていたり暴力的な行為により他者への危害が表面化すると
問題は複雑化してしまいます
障害そのものよりも二次障害からくるトラブルが周りとのかかわりを更に難しくしているのかもしれません