夫婦ゲンカが終わらない本当の理由──あなたはどの「型」?

ケンカをしても、なかなか根本的な解決には至らない。いつもストレスを抱えたまま、スッキリしないまま終わってしまう——それは、お二人の間に「夫婦ゲンカのパターン」が定着してしまっているからかもしれません。
実はこの「同じパターン」には、大きく分けて3つの型があります。ご自分たちがどの型に近いかを知ることが、抜け出すための最初の一歩になります。
型①:倒れるまで攻撃し合うタイプ
お互いに激しく相手の欠点を責め立て、過去のことまで持ち出しながら、どちらかが疲れ果てて倒れるまで終わらない。そんな夫婦ゲンカです。二人とも「自分の方が正しい」という思いを手放せないまま、正面からぶつかり合い続けてしまいます。
若い時ならそれでも体力もリカバリーできると思いますが…年を重ねてくると結構大変です。
型②:攻撃する側と、かわす側に分かれるタイプ
どちらか一方が常に攻撃的な立場になり、もう一方はその攻撃をかわすために相手の言いなりになったり、言い訳をしたり、数日後には忘れたふりをしたりします。
ぶつかり合わない分、一見穏やかに見えますが、意見の違いを話し合って決める過程がないため、攻撃する側は「相手が変わらない!」と不満を常に纏わせ、かわす側も「どうせこっちの意見なんて聞いちゃくれないよね」と不満を募らせています。表に出てこない感情は、ある日突然の爆発というかたちで一気に関係を壊してしまうこともあります。
型③:お互いに干渉しない・無視し合うタイプ
本当にお互いを尊重し合った結果であればよいのですが、実際には相手がどれほど怒りや不満を抱えているか、お互いに見えていないだけ、ということが少なくありません。
厄介なのは、どちらか一方が「うちには何も問題がない」「理想の夫婦だ」と思い込んだまま何十年も過ごしているパタン。そして、ある日突然さよならを告げられて慌てる。熟年離婚によくある形です。
3つの型に共通しているのは「闘い」
この3つの型に共通しているのは、根っこにあるのが「闘い」だということです。
お二人はそれぞれに自分なりの「正しさ」を持ってぶつかり合っています。けれど、どんなに正しさを持っていても、人の心は正しさだけでは動きません。
まず必要なのは、この闘いそのものを止めること。ただ、これは簡単なことではありません。相手の気持ちや性格だけでなく、ご自身がこれまで抱えてきた夫婦像や人間関係の作り方も影響しているからです。
「変わりたい」と思えるかどうかが、最初の分かれ道
3つの型のどれに近いかを理解したうえで、ご自身の役割やアプローチを変えてみる、相手の性格を理解したうえで言葉を選び直してみる。そうした改善が必要です。
けれど、どんなに具体的な方法を示されても、ご本人が「変わりたい」と思えなければうまくいきません。「やりたくない」という気持ちは、相手がどうこうという以前に、その方のこれまでの生き方とかかわってきます。まずはここから、ご自身を見つめ直してみることが必要です。
ご相談から:おひとりの変化が、夫婦の会話を変えたケース
実際に、女性の方おひとりからご相談をいただいたケースがあります。
ご本人が自分の内面と向き合っていくうちに、ご夫婦の関わり方が大きく変わっていきました。ある日、旦那様から「どうしてそんなに変わったの?」と聞かれ、奥様が私のことをご紹介くださり、最終的にお三人でお話しする機会につながったこともあります。
もちろん、カウンセラーが間に入る夫婦カウンセリングも有効な方法です。けれど最初から「二人で受けなければ」と気負っても、パートナーが嫌がっている、そんなお悩みもよく聞きます。まずはご自身おひとりで、これまでの生き方や心の声を見つめ直してみることからでも、はじめてみませんか。
夫婦関係改善に関するご案内は、こちらのページもご覧ください。



